今回紹介するのはちょっと変わった協力ゲーム、「ふたつの街の物語」です
どんなところが風変わりか、というと協力ゲーと言いながら、協力するのは両隣だけ。それ以外は全員敵という他には類を見ないコンセプトのゲームになっています
プレイ人数 |
1人〜7人 |
プレイ時間 | 25分 |
ルールの複雑さ | ★★★★☆(ちょっと複雑) |
繰り返し遊べる |
★★★☆☆ (何度でも遊べる) |
ストーリー
19世紀初頭には、莫大な数の都市化が行われました。あなたは名高いプランナーとして。2箇所の街から都市の再建の助力を頼まれました。ただし、このような重要なプロジェクトには、複数の専門家が必要になります。ですので、あなたはこの壮大な計画を実行するために、(あなたのような)他の専門家とペアをペアを組まされることになります。
あなたの計画と、あなたの協調性によって、世界で最も印象的な都市をふたつ、設計することができるでしょうか?
ゲームの準備
ゲームの準備は簡単!
席順を決めて座るだけです
まあ、あとこんな感じで蓋にバサーっとタイルを入れてもらえるとゲームがスムーズに進みます(^O^)/
あとはゲームスタートです!
ゲームの概要
このゲームは右隣と左隣の人と協力して、こんな感じの4×4の正方形の街を2個作っていきます。
最終的に、どのプレイヤーも右隣の人と作った街と左隣の人と作った街の2つ街が出来上がりますね。その内、点数の低い街が自分の得点となり、その点数を競うゲームです!
隣の人だけと協力してプレイするという発想が独特ですね😃
ゲームの流れ
ゲームは3回に分かれます
1ラウンド目
まずは7枚紫のタイルをもらいます
この7枚が今回の手札。
ふむふむ、この中から2枚選ぶ…
全員選び終えたら、一世にオープンしていきます(^O^)/
それから、選んだ2枚を右の町に置くか左隣の町に置くか、考えます
隣の人と合わせて2枚をどう置くか、ですね
最初だからテキトーに♪
2枚だけの町ってちょっと寂しいですね
残ったタイルは左隣の人に渡して時計周りに巡っていく
次は5枚!
その中から更にその中から2枚選んで、
左右に配置♪
2枚追加して4枚です。先の2枚とくっつけるように置いてください。少しずつ街らしくなって来ましたね
次はこの3枚の中から2枚!
選んだタイルを中央に置いてオープン!
これで6枚ですね
4×4の街を作るので、全部直線はNG❌
必ず4×4に収まるように置いてください。
左の街はこんな感じ
右の街はこんな感じ
段々と街っぽくなって来ましたね
そろそろ街の全容を考えないと…ですね
残った1枚は使いません!
脇に置いて次のラウンドへ
ラウンド2
ラウンド2は黄色いタイル!
これを3枚選んで、また2枚ドラフトして、どちらか選ぶ♪
なんですけど、黄色いタイルは長方形…
これには置くルールがあります
1.街からはみ出ない。
街からのはみ出しは禁止です。必ず4×4に収めて下さい
2.必ず上向きに置く
黄色いタイルは向きがあります
もちろん逆さもNGです
必ず絵柄の向きを揃えて下さい
ラウンド2はこの1回だけ!計2枚のタイルを置いて終了!
それぞれの都市はこんな感じ
大体、4×4の形が見えてきたんじゃないでしょうか?
ラウンド3
ラウンドスリーはラウンド1の逆順です。
時計回りに渡していたのが、今度は反時計回りに回していきます♪
渡してもらったタイルから取るモノを察してもらっていたラウンド1・2とは違って、今度はこっちが仲間の作戦を察してあげましょう♪
そうしてできた町がこの2つ!
高い点数になっているといいですね
点数計算
では、点数計算!
点数計算のルールが結構あります。
商店
商店は黄色いタイル!
一列に並べると点数が上がっていきますよ!
1枚だと2点、2枚並ぶと5点、3枚並ぶと10点、4枚並ぶと16点、と段々と上がってきます
目指せ!横or縦一列
※2回カウントはできないので注意です
この場合は15点です!
工場
灰色のタイルは工場
工場はマジョリティの競争です
より多く、工場を立てた人が高得点をもらえます。
1位の人は工場1枚当たり4点、2位の人は工場1枚当たり3点、3位以下は一枚2点です
酒場
酒場はセットコレクション
酒場は4種類あります
酒場はこの種類数が増えると点数が大きくなっていきます
1種類だけなら1点、2種類だと4点、3種類だと9点、4種類全部集めるとと17点になります
複数枚あると場合は別セットとして点数計算されます。
オフィス
オフィスは枚数が点数になります。
1枚で1点。2枚で3点。3枚で6点。4点で10点。5枚で15点。6枚で21点。
点数は低いですが、伸ばしやすいのがポイントですね
またこのオフィス、酒場が隣接している場合はボーナスがあります。
酒場が隣接しているオフィスは追加で1点もらえます!
※2個酒場が隣接してても+1点です
公園
公園は接している公園の数で点数が伸びていきます。
1個なら2点、2個なら8点、3個なら12点、4個で13点、5個で14点
2個、3個の時は1枚当たり4点と1枚当たりの点数がめっちゃ高いです♪
でも、それ以降は1枚+1点と点数が急に伸びなくなります。
2枚3枚で止めたいですね。
住居
最後は住居
うまく置ければ点数効率が一番高いポテンシャルを持っているのが、このタイルです
得点は場にある住居以外のタイルの種類数!
種類は5種類あるので、Max5点!
ただし、工場の隣にある住居とか最悪なので、1点になってしまいますorz
上手く工場との隣接を避けて全種類コンプを目指したいですね。
実際の点数計算
これで、作った街の点数を見てみましょう。
(その前にゲームの流れに戻って、タイルの置き方を考えなら読み直すのもオススメです😃)
左の街
左の街はこちら
商店:3枚=10点
工場:4点(1位)×5枚=20点
酒場:4種=17点
オフィス:2枚=3点
ボーナス1点×2枚=2点
計5点
公園:1枚=2点
住居:5点(5種類)×1枚=5点
合計:59点
右の街
今度は右の街ですね
商店:1枚=2点
工場:2点(3位)×1枚=3点
酒場:3種=9点
オフィス:5枚=15点
ボーナス1点×5枚=5点
計20点
公園:2枚=8点
住居:5点(5種類)×4枚=20点
合計:62点
得点
右の街59点
左の街62点
つまり、私の点数は59点!
中々伸びたのではないでしょうか?
今回は奇跡的に私単独の勝利!
やはり、勝てるとより一層楽しいですね
このゲームの面白さ
大人数プレイが熱い
このゲームは協力型対戦ゲームとでも呼べばいいのでしょうか?隣の人と協力していく一方で、点数を競う対戦要素もあります。
ただ、このゲームを少人数でやると微妙な空気になる恐れがあります。例えば、3人でやると左右の2人と協力しているから、協力しているのに、対戦している???ってなりますね。
しかもこのゲーム2人勝ちがあり得るので、そうなると1人だけ負けもあり得ます…3人のなかで、一人負けというのは、勝った方も負けた方も気まずい感じが出ちゃいますね(-_-;)
一応1~7人まで遊べるとは書いてありますが、やる時は是非5人以上でプレイして下さい!
協力ゲーと言いつつも、ドボンみたいに負けを決めるゲームじゃないなので、勝者が敗者よりも少ない方が盛り上がりますね。
最後までどんな街になるかが分からない!
このゲーム(というか、ドラフト系のゲーム)の面白さは何が手元に来るか、分からないこと!
想定したタイルが手元になってしたり顔になったり、逆に想定外のタイルが来て絶望したりwww
しかもこのゲームのポイントは次に自分が渡すタイルを受け取るのが味方であること!
普通のドラフトゲームだったら、1枚で一番点数が伸びるものを取るのですが、こちらは2枚で点数が伸びそうなものを考えることができるんですね♪
そうなると戦略も2倍どころか、3倍にも4倍にも膨れ上がります。その戦略が相手に伝わるのか、ワクワクドキドキしながら、手元のタイルを渡すというものやはり楽しいですね~
仲間がいるからほかのドラフトゲームにない、面白さが発揮されます!
ぜひ、人数が沢山集まった時とかきとか、あまりバチバチしたくない時にこのゲームをやってみてはいかがでしょうか?
定期的にボードゲームのイベントを開催してます^_^
このゲームがやりたくなったら、是非遊びに来て下さい😃
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