今回紹介するのは2018年にボードゲーム大賞エキスパート部門にノミネートされた作品「ヘブン&エール」!
修道院の院長にになって、最高のビール農園を経営するゲームです♪
プレイ人数 |
2人~4人 |
プレイ時間 |
60分~90分 |
ルールの複雑さ |
★★★☆☆(普通) |
ストーリー
あなたは中世の修道院の院長です。人々に至高のエールを届けるべく尽力しています。そこでは自給自足が原則。あなたの修道院はエールを醸造して販売し、その運営費を賄っています。修道院としての活動を充実させるためには、より品質の高い人気のあるエールを作って、より多くの収入を得ることも大事です。担当の修道士たちをうまくコントロールし、醸造責任者の腕をしっかり磨かせて、神に誇れるエールを造りましょう!果たして、あなたの修道院ビールは、名を馳せることができるのでしょうか?
(箱裏より引用。一部改変あり)
ゲームの目的
このゲームの目的は最高のビール農園を作ること!誰よりも多くのビールを作れる農園主が勝者になります。
ゲームの勝利条件
ビールの生産は、ビールを作るのに必要な材料の生産と醸造技術を伸ばし、沢山のビールを作れるようになれば勝利になります。
点数計算的な話をすると、
材料5種のセット数×技術力の掛け算になります。
具体的な例で説明しましょう。
まずは資源マーカーコマ。
資源マーカーは木材、酵母、ホップ、水、大麦の5種類!
それぞれのマーカーがある場所が生産数です。今、一番少ないマーカーの個数が 木材です。「材料5種のセット数」なので、この場合は6個!
次は醸造責任者コマが「2:1 ×4🍺」と書いてある場所にありますね。
これが1セット当たりの生産数と資源の変換効率になります。
この場合の1セット当たりの生産数は「×4🍺」!
要するに、点数は6セット×4個=24点
そして資源の変換効率とはゲーム終了時に資源マーカーを減らして、別の資源マーカーに変換できることです。
この場合、最終的なセット数は8セット!
よって、最終的な点数は8セット ×4個=32点ということになります。
最初はどのマーカーも1以下の場所にあります。これをゲームの中で育てていきます。
ゲームの進行
このゲームはラウンド制!
ゲームボード1周が1ラウンドで4人プレイなら6周したら、ゲーム終了です。
自分の手番でできることは自分のプレイヤーコマを進めて、止まったマスのアクションを実行できます。
マスの種類は4種類!
資源マス
資源タイルを購入できるマスになります
資源は木材、酵母、ホップ、水、大麦の5種類!
それぞれ1〜5があります
これを購入して、自分の荘園に配置していきます
この資源タイルですが、日向に置くと収入時に資源マーカーを進め、日陰に置くとお金がもらえます
購入金額ですが、日陰に置く場合は数字と同じ金額を、日向に置く場合は数字の倍額です。
修道士マス
修道士マスは修道士タイルを購入します。
購入金額はゲームボードに記載された金額!スタート位置から近い順に金額が高く、一番高い場所で4金。
段々と金額が下がって、最終的には1金になります
こちらも日陰に置くとそのままですが、日向に置くと倍額必要です。
起動ディスクマス
ココが収入を獲得するマスになります(・∀・)/
起動ディスクを配置する場所が3種類10か所あります。配置した場所の収入を得ます!
起動ディスクの置き場所はA/B/Cの種類!
Aは数字収益!
宣言した数字の資源タイルがアクティブになります♪
日陰の資源タイルはお金に、
日向の資源タイルは資源マーカーの前進になります
Bは修道士タイルの収益です
修道士タイルを起動すると、修道士の周囲のタイルが起動します
資源タイルならお金の獲得か、マーカーの前進します
Cは資源タイルの収益!
ディスクを置いた種類の資源タイルが起動します!
ここがポイントなのですが、一度ディスクを置いた場所にはディスクを置けません!
なので、一度、小麦に起動ディスクを置いたらこの後は小麦で収益を得ることができなくなります😱
どのタイミングでどの収益を取るか、が悩ましいですね
樽マス
樽マスは達成ボーナスがもらえる場所になります。
1着が4点、2着が2点をもらえます。
例えば、「日向/日陰の15マスを全て埋める」「1/5の資源タイルを6枚以上獲得する」「醸造責任者コマが1以上に進む」みたいなのが、合計12種類あります。
1回のアクションで達成されている樽タイルを全部もらえます。
なるべく1回で多くの樽タイルを獲得したいですが、先に他のプレイヤーに樽タイルを取られたくない…1アクションが地味に重いので、毎度止まるか、悩ましいです💦
ボーナスアクション
条件を満たすと2種類のアクションがプレイできます!
1つ目が「小屋タイル」!2つ目が「特権カード」!
小屋タイル
個人ボード上にある7箇所の小屋専用マスがあります。
ココの周囲を埋めると小屋タイルを置くことができます!
小屋タイルを置くと、周囲の資源マスの合計に応じてボーナスがもらえますヽ(・∀・)
資源を貰ったり、マーカーを進めることができます
特権カード
特権カードは起動ディスクを2個埋めると使える超強力なカードです!
効果ぎすごい強くて、「即座に12金獲得」や「醸造責任者コマを5マス進める」など、
これを何枚使えたか、で勝敗が決まるクラスのカードを使えます。
このゲームの面白さ
積極的に起動ディスクを獲得しろ
このゲーム終盤に感じたのは、「起動ディスクが全然足りない…」
このゲーム、特権カードが超強いです😆その特権カードは使えば使うほど点数が伸びるので、5枚全部使いたい。そのためには10枚の起動ディスクを獲得できるようにしましょう。
ゲーム全体を通して、10枚獲得できるということで、4人ゲームの時は1ラウンド平均1.3枚獲得しましょう!
1回の収入で大量の資源を獲得したい、って気持ちはすごく分かりますが、グッとこらえましょう
重要なのは「起動ディスクマスは特権カードを使う準備」という考え方!
終盤はディスクの奪い合いになります。序盤からコンスタントにディスクを獲得して、10枚獲得できるようにしましょう
2回目からが面白い
このゲーム、1度目はプレイ感をつかむのが、難しいです。
1回目は思うようにプレイできず、ぱっと見、つまらない感じがします。
私もそうだったのですが、1回目のプレイだと0点で、「う~ん、微妙…」と思いました。
バランスよく醸造責任者コマと資源マーカーの全部を上げるのがかなりしんどいです。
ゲームの終わりが見えて、初めてアクション数が全然足りないことが分かる…
先ほど言った「積極的に起動ディスクを獲得しろ」の意味も最後に気づきます。
でも2回目遊ぶとようやくこのゲームの感覚が分かります。小まめにディスクを取って、点数は驚異の90点オーバー!1回目から比べると超超大成長!
ここで初めて「面白い!」と感じました。
1回目と2回目で全然感想が違うゲームがあるとは思いもよりませんでした。
このゲームは2回目から真価を発揮するゲームです。絶対に1回目で辞めないでください。
個人的には「裏向きに置く」ルールも良さそうな感じがします😆
(一部カードの処理をどうするか、考える必要がありますが…)
定期的にボードゲーム会を開いています
このブログで紹介しているゲームはほぼ全てプレイ可能です!
気になるゲームがあったら是非遊びに来て下さい(^O^)/
※全ては持って行けないので、遊びたいゲームがある場合は事前に連絡頂けると嬉しいです😃
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